「読者が選んだ昭和の女性アイドル」では曲別の世代別集計も出しました。全体では太田裕美さんの木綿のハンカチーフが1位でしたが、50代以下では松田聖子さんの「赤いスイートピー」や中森明菜さんの「少女A」「飾りじゃないのよ涙は」などが上位に入りました。
●は全体10位以外の女性アイドル曲
30代以下
①UFO(ピンク・レディー) 昭和52年 35票
②木綿のハンカチーフ(太田裕美)昭和50年 33票
③ペッパー警部(ピンク・レディー)昭和51年 28票
④いい日旅立ち(山口百恵)昭和53年 26票
④●赤いスイートピー(松田聖子)昭和57年 26票
⑥青い珊瑚礁(松田聖子)昭和55年 24票
⑦●プレイバックpart2(山口百恵)昭和53年 23票
⑧年下の男の子(キャンディーズ)昭和50年 22票
⑨●S・O・S(ピンク・レディー)昭和51年 19票
⑩秋桜(山口百恵)昭和52年 18票
⑩●飾りじゃないのよ涙は(中森明菜)昭和59年 18票
⑩●少女A(中森明菜)昭和57年 18票
40代
①いい日旅立ち(山口百恵)昭和53年 77票
②●飾りじゃないのよ涙は(中森明菜)昭和59年 63票
③●愛が止まらない(Wink)昭和63年 57票
④UFO(ピンク・レディー)昭和52年 55票
④●赤いスイートピー(松田聖子)昭和57年 55票
⑥●DESIRE―情熱―(中森明菜)昭和61年 53票
⑦秋桜(山口百恵)昭和52年 50票
⑧●少女A(中森明菜)昭和57年 49票
⑨●ダンシング・ヒーロー(荻野目洋子)昭和60年 47票
⑩●セーラー服を脱がさないで(おニャン子クラブ)昭和60年 42票
50代
①いい日旅立ち(山口百恵)昭和53年 163票
②木綿のハンカチーフ(太田裕美)昭和50年 133票
③青い珊瑚礁(松田聖子)昭和55年 130票
④秋桜(山口百恵)昭和52年 125票
⑤UFO(ピンク・レディー)昭和52年 120票
⑥●セーラー服と機関銃(薬師丸ひろ子)昭和56年 95票
⑦春一番(キャンディーズ)昭和51年 93票
⑧●少女A(中森明菜)昭和57年 92票
⑨●飾りじゃないのよ涙は(中森明菜)昭和59年 89票
⑨●木枯しに抱かれて(小泉今日子)昭和61年 89票
60代
①木綿のハンカチーフ(太田裕美)昭和50年 351票
②17才(南沙織)昭和46年 255票
③いい日旅立ち(山口百恵)昭和53年 230票
④年下の男の子(キャンディーズ)昭和50年 197票
⑤春一番(キャンディーズ)昭和51年 196票
⑥秋桜(山口百恵)昭和52年 194票
⑦●わたしの彼は左きき(麻丘めぐみ)昭和48年 171票
⑧瀬戸の花嫁(小柳ルミ子)昭和47年 150票
⑨●ひと夏の経験(山口百恵)昭和49年 145票
⑩●まちぶせ(石川ひとみ)昭和56年 138票
70代
①木綿のハンカチーフ(太田裕美)昭和50年 205票
②いい日旅立ち(山口百恵)昭和53年 165票
③秋桜(山口百恵)昭和52年 155票
④瀬戸の花嫁(小柳ルミ子)昭和47年 154票
⑤●わたしの城下町(小柳ルミ子)昭和46年 152票
⑥春一番(キャンディーズ)昭和51年 127票
⑦17才(南沙織)昭和46年 123票
⑧●ひと夏の経験(山口百恵)昭和49年 93票
⑨年下の男の子(キャンディーズ)昭和50年 91票
⑩ペッパー警部(ピンク・レディー)昭和51年 83票
80代
①瀬戸の花嫁(小柳ルミ子)昭和47年 47票
②●わたしの城下町(小柳ルミ子)昭和46年 45票
③いい日旅立ち(山口百恵)昭和53年 41票
④秋桜(山口百恵)昭和52年 31票
⑤木綿のハンカチーフ(太田裕美)昭和50年 28票
⑥春一番(キャンディーズ)昭和51年 24票
⑦ペッパー警部(ピンクレディー)昭和51年 23票
⑧UFO(ピンク・レディー)昭和52年 22票
⑨年下の男の子(キャンディーズ)昭和50年 19票
⑩●ひなげしの花(陳美齡アグネス・チャン)昭和47年 18票
全体
①木綿のハンカチーフ(太田裕美) 昭和50年 789票
②いい日旅立ち(山口百恵)昭和53年 702票
③秋桜(山口百恵)昭和52年 573票
④春一番(キャンディーズ)昭和51年 484票
⑤17才(南沙織)昭和46年 450票
⑥年下の男の子(キャンディーズ)昭和50年 448票
⑦瀬戸の花嫁(小柳ルミ子)昭和47年 436票
⑧青い珊瑚礁(松田聖子)昭和55年 386票
⑨UFO(ピンク・レディー)昭和52年 375票
⑩ペッパー警部(ピンク・レディー)昭和51年 336票
「赤いスイートピー」(作詞・松本隆、作曲・呉田軽穂)はカラオケなどの定番曲でリアルタイムには知らない世代からも幅広く人気を集めました。作曲の呉田軽穂は松任谷由実さんのペンネーム。すでに知名度の高かった自身の名前ではなく、「だれが作ったか知らなくても聞き手の心をつかめたら」という思いがあったそうです。B面の「制服」も同じ作詞作曲コンビで、こちらも隠れた名曲として知られます。
「少女A」(作詞・売野雅勇、作曲・芹澤廣明)は後にチェッカーズの一連のヒット曲を生み出したコンビの作品。中森さんは清純派系のデビュー曲「スローモーション」よりも「不良っぽさ」を出したこちらの曲でブレーク、「飾りじゃないのよ涙は」(作詞作曲・井上陽水)もアップテンポの曲で、井上さんのセルフカバー曲もヒットしました。
40代ではWinkの「愛が止まらない」、荻野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー」など洋楽のカバー曲もトップテン入りしました。
調査は今年10月上旬から中旬にかけて実施、男性1143人、女性724人で、年齢別では80代以上67人、70代325人、60代658人、50代495人、40代226人、30代以下96人。
原文出處 產經新聞